アジアサッカー連盟による「09年アジアMVP」の第1次ノミネート選手15人(8日発表)に選出された名古屋DF吉田麻也(21)が9日、喜びと戸惑いを口にした。

 チーム随一のいじられキャラらしく、愛知・豊田市内での練習では、チームメートから徹底的に冷やかされたという。

 吉田は「どう考えても『エッ?』でしょ。『オレなの?』って感じです。MVPなんて人生で1度もないですから」と話した。

 日本からはG大阪MF遠藤保仁(29)と川崎FのMF中村憲剛(29)という代表の主力の名前も。この2人と肩を並べる選出に驚いたようすだった。

 アジアを代表するDFとして認められつつある吉田は、10日の沖縄かりゆしFCとの天皇杯2回戦(愛知・刈谷)に向け「この大会でどれだけ上に行けるかが、来年にもつながる。セットプレーは重要な得点源になると思う」と気を引き締めていた。