Jリーグの中西大介事務局長は11日、J1に昇格する3番目のクラブを決めるJ2のプレーオフについて、実施方式の案を一つに絞ったと札幌市内で発表した。10日に開かれたJ1、J2合同実行委員会で決めた。18日の理事会に諮る。

 プレーオフは、J2の活性化を図るために来季から導入する。絞り込んだ案ではリーグ戦の3位対6位、4位対5位のカードで1回戦を行い、勝ち上がった両チームによる決定戦の勝者がJ1に昇格する。

 1回戦はそれぞれ3位と4位のチームの本拠地で1試合だけ行い、引き分けた場合はホームチームが決定戦に進出。決定戦は中立地で実施し、引き分けならリーグ戦で上位だったチームが昇格の権利を手にする。中西事務局長は「リーグ戦での勝ち点を尊重する方式を考えた」と説明した。