【ナッシュビル(米国)18日(日本時間19日)】盟友の思いを背負って2戦連発を狙う。日本代表のMF中村敬斗(25=スタッド・ランス)は左膝を痛めて、チュニジアとの1次リーグ第2戦(20日、メキシコ・モンテレイ)を欠場するMF久保建英(25)のために奮闘を誓った。W杯通算1000試合目と重なった「鬼門」の2戦目で、02年日韓大会の稲本潤一以来となる2試合連続ゴールで1次リーグ突破を引き寄せる。ベースキャンプ地に残った久保を除く25人で決戦の地モンテレイ入りした。
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「チュニジア戦は頼んだよ」。
中村は久保から言葉を受け取った。世代別代表から10年以上にわたってプレーしてきた1学年下の「至宝」はオランダ戦で左膝を負傷して次戦は欠場。託された中村は「彼のアイデアだったり、創造性だったり、スペシャルなところは明後日の試合に出ないというところでは、ちょっとチャンス的にもどうなのかな」と懸念しつつ「今いるメンバーでやるしかない。そこでベスト尽くすのが日本代表」と言い聞かせた。
2人は「00(ゼロゼロ)ジャパン」の愛称で親しまれたチームで17年にU-17W杯インド大会に出場。世界デビューとなった初戦ホンジュラス戦で、中村は久保のアシストによる先制点を含めて3ゴールと大爆発した。9年後のW杯初戦オランダ戦でも久保のお膳立てから中村が得点。ケガで一時離脱することとなった相棒の復帰を後押しする意味でも、次戦へ懸ける。
「もちろん久保選手の思いを背負ってみんな戦いますけど、別に離脱しているわけじゃないので。スウェーデン戦なのか、その後のベスト32なのかベスト16なのか、そこを目指して(リハビリに)取り組んでいるので前向き。何も心配していない」
オランダ戦のゴールで一躍、時の人となった。インスタグラムのフォロワーは倍増して約80万人に到達。しかし「結局勝ててなくて、まだまだ初戦だけ。全くゴール取ったから何かというのは自分の中ではない」と満足感は一切ない。第2戦は過去7大会で1勝3分け3敗と苦手としているが「ただただ歴代2戦目で勝ってないというだけの話だと思うので、全然気にしなくていいんじゃないですかね」と自然体で構える。
チュニジア戦はW杯通算1000試合目。「歴史的な試合なのでいい試合できるようにしたい。アシストやゴール、ゴールの起点、ゴールに直結するようなプレーができれば」。W杯で2戦連発は02年日韓大会の稲本潤一から出ていない。メモリアルマッチで躍動して、大会の主役に名乗りを上げる。【佐藤成】
◆日本のW杯2試合連続ゴール 02年日韓大会の稲本潤一だけ。稲本は1次リーグ初戦のベルギー(2△2)、第2戦のロシア(1〇0)と2戦連発。自国開催もあって一躍、時の人となった。1大会複数得点は、10年南アフリカ大会の本田圭佑、18年ロシア大会の乾貴士、22年カタール大会の堂安律がいるが、いずれも1試合挟んでおり、2試合連続ゴールではなかった。


