<仙台4-0名古屋>◇第12節◇19日◇ユアスタ

 名古屋ストイコビッチ監督(47)は大敗にも冷静だった。前半23分に起きたMFダニルソン(25)の負傷交代を「予期せぬことで代えざるを得なくなり、チームが変わってしまった」とポイントに指摘。さらに「1失点目はリアクションが遅い。前半ロスタイムもミスからやられた。1点取られるまではフィフティーフィフティーか、我々の方が上回っていた。しかし、攻撃のクオリティーを出し切れなかった」と分析した。

 後半にはDF田中マルクス闘莉王(31)を前線に上げ、4トップ気味の布陣で反撃を狙ったが、逆にカウンターから終了間際に2失点。指揮官は「カウンターのうまい仙台にやられてしまった。遠路仙台まで来てもらったサポーターに謝罪したい」と締めくくり、会見の席を立った。