<J1:清水2-0柏>◇第9節◇29日◇柏

 静岡ダービー(5月3日、日本平)を目前に控えた清水が、今季初の2連勝を飾った。アウェーの清水は、本来の堅守と勝負強さが復活。今季リーグ戦初の先制、追加点という理想の流れで柏に2-0で完勝した。

 前半41分にMFフェルナンジーニョが先制し、後半27分に途中出場のFW岡崎が追加点。守備陣も2戦連続で完封するなど危ない場面はなかった。長谷川監督も「今日の結果には非常に満足しています」と顔をほころばせた。

 開幕から波に乗りきれなかった嫌な流れを自分たちで断ち切った。堅守を取り戻すため、DF高木和主将が日本代表合宿から戻ってきた後、GK西部、MF藤本が食事をしながら話し合った。「誰かが(プレスに)行ったらみんな連動して動こう」。ポジションに戻ってからではなく、高い位置から連動して守るやり方を改めて意志統一し、東京戦と柏戦で結果を残した。

 高木和主将が「1人1人が自分の仕事をできている」と強い手応えを感じれば、長谷川監督も「ボールも回ったし切り替えも速かった。昨年とそんなに変わらないサッカーができた。今日は言うことがない」。全員が攻守でつながっていく清水のサッカーを取り戻した。

 昨季は18勝中5試合あった追加点を奪っての完封勝ちも今季初めて達成。エース藤本も3戦連続アシストと好調をキープしている。「いい形で静岡に戻ってダービーを迎えられる」と指揮官。宿敵撃破で5月攻勢へ-シナリオ通りに進めるための、臨戦態勢が整ってきた。【浜本卓也】