浦和のDFアダイウトン(25=ブラジル)獲得に「ドクターストップ」がかかったことが、2日に分かった。同選手は7月29日に来日し、同日から2日間かけてメディカルチェックを受けたが、今年2度負傷し手術を受けていた右ひざの状態が悪く、31日に再検査を受けていた。その結果、浦和のチームドクターは、9月に始まるアジア・チャンピンオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメントに間に合わないと診断した。

 浦和は、ブラジルのドクターから「問題ない」との診断書をもらい、獲得に乗り出していた。中村強化本部長は「ACLという目標があるから、取るだけとって出られなかったら意味がない」と話した。現在、両ドクターが電話で見解を話し合い、移籍市場が閉まる6日に間に合わすため週明けまでに、獲得するか否かの結論を出す方向だ。