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高卒初プロ高瀬、なでしこで五輪目指す

得意のヘッドを披露する道文教大明清FW高瀬愛美
得意のヘッドを披露する道文教大明清FW高瀬愛美

 目指すはなでしこジャパンだ! 道文教大明清FW高瀬愛実(3年)が、なでしこリーグ1部のINACレオネッサに加入すると同校が10日、発表した。高瀬は道女子リーグで2年連続得点王に輝いたストライカー。複数のなでしこチームから注目されていたが、その能力を高く評価したINAC入りを決めた。道内の高卒新人としては初のプロ契約となる。プロ1年目からレギュラー奪取を目標に掲げ、12年ロンドン五輪での日本代表入りを狙う。

 プロ選手になる前から高瀬の視線は「なでしこジャパン」に向いていた。「日本代表が目標。狙えるところにいる」。表情は真剣だった。まだ17歳。しかもINAC加入前。それでも自らの決意に揺るぎはなかった。日本代表入りには越えなければならないハードルがあることも知っている。「(INACで)1年目から試合に出たいというのはある。最初はベンチに入って、アピールしていきたい」。1年目からレギュラーとして存在感を見せるつもりだ。

 北海道女子サッカー界にとって初の快挙だ。道内の高卒新人として初めてのプロ契約となる。女子サッカー界の環境は厳しい。給料だけで生活することは難しく、働きながらプレーする選手が多い。北京五輪4強の日本代表もプロ契約は沢ら7人だけ。それだけ、INACから高い評価を受けたことの裏返しでもある。8月に練習生として参加し、サッカー環境なども気に入り、気持ちは固まった。

 複数のなでしこリーグのクラブや強豪大学が獲得に乗り出した超高校級のストライカー。世代別の日本代表経験はないが、道女子リーグで2年連続で得点王に輝き、得点感覚は抜群だ。身長163センチの恵まれた体格を生かした得意のヘッドを武器に、空中戦にはめっぽう強い。高崎裕治監督(57)は「空中で止まってヘッドができる。(なでしこジャパンで言うと)荒川。ガンガンいくタイプ」と絶賛する。

 5人兄弟の末っ子として、家族の期待も背負う。サッカーを始めたきっかけをつくってくれた長兄学書さん(22)は小学5年時、事故で体が不自由になり、サッカーができなくなった。「(家族は入団を)喜んでくれていると思います。頑張らなくてはいけない」。来年2月のチーム合流から、夢への挑戦が始まる。【長島一浩】

 [2008年10月11日14時29分 紙面から]


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