リーグ10戦連続白星なしでJ1最下位に沈む大分に対し、サポーター有志が選手強化のための緊急支援募金を実施することが9日、分かった。後援会などで構成する「大分トリニータを愛する有志の会」を11日に発足、有志約30人が14日と28日に大分市役所や市内のデパートなど県内各地で募金をファンに呼び掛け、7月に贈呈式を行う予定。後援会によるとクラブのための募金活動は今回が初めて。泥沼不振にあえぐチームに、サポーターが“無償の愛”で報いる。

 10日には大分市内の病院に21番目となる後援会の支部が設立され、会員数が大幅に増える。後援会の斎藤哲事務局長は「募金活動については、1カ月ほど前から検討してきた。集まったお金をクラブに寄付したい。とにかくトリニータには頑張ってほしい」とJ1残留を願っていた。