<J1:磐田0-1清水>◇第28節◇6日◇エコパ

 清水が「花の89年組」の活躍で今季の静岡ダービーを2連勝で飾った。磐田は、今季4度目の完封負けで5位に後退。5年ぶりのダービー連敗となった。

 試合後、肩を落とす磐田イレブンに、容赦ないブーイングが浴びせられた。序盤からボールを保持し、ゲーム内容では勝っていた。しかし、前半20分にカウンターから失点。攻めても崩しきれない状況は、後半も変わらない。同17分にFW山崎亮平(23)とFW阿部吉朗(32)を2人同時に投入したが、最後までゴールは遠かった。MF山田大記(23)は、「サポーターに申し訳ない。相手どうこうではなく、自分たちの力不足だった」とうつむいた。

 この日も決めきれない悪循環に陥った。チーム始動から続けている、つなぐスタイルは浸透しているが、敵陣深くまで押し込んだ状況で手詰まりになる。シュートチャンスでパスを選択するなど、消極的なプレーは少なくない。思い切った「攻め終わり」がなく、消化不良のまま無得点に終わった。

 DF駒野友一(31)は「個人で打開しようとするプレーも必要」と課題を挙げた。負けてはいけない相手に屈辱的な完封負けを喫し、順位は5位に後退。追われる立場から追う立場に変わった。森下仁志監督(39)は「勝てなかったことは事実。それでも、ここまでの頑張りを信じて続けていく」と前だけを見つめた。【神谷亮磨】