札幌の新監督に決まった財前恵一氏(44)が14日、札幌市内で記者会見に臨んだ。初のOBで北海道出身者の指揮官。故郷への恩返しの思いを胸に、J1再昇格を目指す。

 -初めてトップの監督に就任することに対し

 財前氏

 期待や不安の声もあるとは思う。でも、今までの経験を生かし、他のスタッフとも協力して自分も成長していきたい。ユース選手も大人の選手も、1人1人が成長したいという気持ちを持っていることに大きく変わりはない。

 -ユース指導者時代に教えた選手が多いが

 財前氏

 それぞれが昔から成長していると思う。楽しみだし、期待している。福岡のユースも指導したが、北海道の子の方が雪の間、狭いところで練習しているし、テクニックはうまいと感じた。

 -期待する選手は

 財前氏

 U-18やU-15で関わった選手には期待しているが、他の選手も活躍してくれないと困る。補強は今は考えていない。現状の戦力でやりたいなと。選手には現状に満足せず自分をどんどん出してほしい。