磐田は6日、磐田市内で今日7日のホームでの天皇杯・サウルコス福井戦に向け調整を行った。ベテランのFW阿部吉朗(33)が、1日の湘南との練習試合で2得点を挙げ好調だ。リーグの前節甲府戦では前半のシュートが1本だった。ペナルティーエリア内に切れ込んでシュートを打つ阿部に、攻撃活性化の期待がかかる。阿部は「チャンスがあれば、裏を抜けたり、相手DFの背後をねらったり、時と場合に応じてゴール前に飛び込む動きもしたい」と話した。
最近は、両サイドからクロスが上がっても、ペナルティーエリア内に攻撃陣が複数走り込む場面が少ない。阿部は「ゴール前で2、3人が絡んでいくことが大事。自分もゴール前で、ファーストアクションを起こして、次の選手がその動きを見て方向性をつけられるように意識したい」と力を込めた。
リスクを恐れず、積極的にシュートで終わることも心掛けている。「チャンスとリスクは表裏一体だけど、最後はチャレンジしないと。たとえ、失敗に終わったとしても『さあ、次』になる」と攻撃のリズムもつくるつもりだ。
リーグ戦は残り10試合。いまだ2勝で「サッカー人生で初めての経験」と話す。チームでは、残り数分で勝ちきる戦い方の共通意識を高めるトレーニングも積んでいる。湘南との練習試合では、追加点も奪って守備陣も完封した。「キープの場所など、相手の嫌がることをしていけば、勝つ可能性も増える」と話す。天皇杯で再び勝利を味わい、リーグ戦に向かう。【岩田千代巳】



