<J1:浦和4-0仙台>◇第6節◇6日◇埼玉
仙台はアウェーで浦和に大敗し、クラブワーストのリーグ開幕6試合勝ちなしとなった。序盤にFW柳沢敦(36)が負傷交代すると再び機能不全に陥り、今季2度目の大量4失点。圧倒的な力の差を見せつけられた。
温かい声援を送り続けていたサポーターも我慢の限界だった。攻守になすすべなく惨敗を喫した選手たちに、今季初めて罵声が浴びせられた。4点目を奪われ、ベンチに寄りかかって戦況を見つめたアーノルド監督は「非常にがっかりした。それだけだ」と完全に戦意を喪失していた。
開始早々のアクシデントでゲームプランが大きく崩れたとはいえ、チームとしての「狙い」を完全に見失った。初先発した前節甲府戦で攻撃に改善の兆しをもたらした柳沢が、前半7分に浦和DF槙野と交錯して左ふくらはぎを負傷。アーノルド監督が「すばらしいリーダー」と絶大な信頼を寄せるベテランは痛みを押してプレーを続けたが17分に途中交代を余儀なくされた。試合後は「(状態は)わからない」と足を引きずったまま会場を後にした。
素早く攻守を切り替えていたスイッチを失うと前線で起点を作れず、試合前に選手たちが「必ずスキはあるので狙っていく」と話していたはずのスペースを突く動きも少ない。大敗した大宮戦のように足元へのパスばかりで、いとも簡単にボールを失った。
防戦一方となった前半40分に興梠、原口、李の鮮やかなパス交換に中央を崩され先制点を献上。後半も浦和の個人技に翻弄(ほんろう)され続け、またしても守備が崩壊した。試合後、結果の出ない理由を問われた指揮官は「規律を守れていないからだ」と言った。角田は「まず1勝から始めたいけど、今の段階では先が見えない」と肩を落とした。故障者も続出し、結果が出ない泥沼から一刻も早く抜け出すしかない。【鹿野雄太】



