<J1:G大阪2-0横浜>◇第18節◇2日◇万博
G大阪に勝利の方程式が完成した。横浜に完勝。J1では3年ぶりの4連勝を飾った。後半37分にFWパトリック(26)がMF遠藤保仁(34)のFKを頭で決めた。新助っ人は3戦連発の計4ゴールで、うち3点が遠藤からのアシストという必殺パターンを確立。一時は降格圏にいたG大阪が6位まで浮上、逆転優勝も夢ではなくなってきた。
また、この2人だ!
真夏の蒸し暑さのように、同点でモヤモヤとしたまま迎えた後半37分。このまま連勝がストップか…。そんな思いが頭をかすめた時だ。遠藤がゴール前に蹴ったFK。体勢を崩しながら、頭で合わせたのはパトリックだ。夏休みの本拠地万博。値千金の1発に、会場が沸く。これで勢いに乗り、同44分にはゴール前フリーの遠藤が今季3点目となるダメ押し弾だ。
まだコンビ結成したばかりでも、2人の信頼関係は抜群だ。「セットプレーはしっかりと分析した中でやっているからね。遠藤から相手(DF)の後ろにいいボールが来たんだ。必ずチャンスが来ると信じていた」。パトリックがニヤリと言えば、遠藤も「直接狙えた位置だったけれど(雨で)下がぬれていたから合わせた。彼の強さと高さは、相手にとって脅威になっている」と自信に満ちた表情だった。
夏バテなしの4連勝。J1では西野体制だった11年9月10日大宮戦以来、3年ぶりだ。再開前はJ2降格圏16位だったチームも一気に6位浮上。首位鳥栖と勝ち点10差で、逆転優勝も狙える位置につけた。
快進撃はパトリックが中断期間中に加入してから始まった。新ブラジル人は験担ぎのためにカツ丼をペロリと平らげる。横浜戦の前にも、片言の日本語で「カツドンでカツど~」とぼそり。両耳にピアスを光らせ、顔は格闘家のようにすごみがある。だが、かつて在籍したカメルーン代表FWパトリック・エムボマに負けないほど、素顔は愛らしい強力助っ人だ。
前節神戸戦も、遠藤のアシストからパトリックが2得点。P砲は3戦連発の計4ゴールで、うち3点が遠藤のラストパスからだ。長谷川監督は「セットプレーを、よく決めてくれた」。日本最高のキッカーに、決定力ある新助っ人がいれば鬼に金棒だ。【益子浩一】



