J2札幌のMF小野伸二(34)が、31日熊本戦を回避することが濃厚となった。25日栃木戦の試合中に右太もも裏の張りを訴えて途中交代。26日に病院で検査を受けた結果、軽度の筋膜炎であることが分かった。

 試合翌日に疲労回復目的で行うリカバリー練習の輪に、前日先発した小野の姿はなかった。10日京都戦で左太もも裏に張りを訴え、翌週の山形戦を欠場。2試合ぶりに先発復帰した栃木戦で逆足にダメージを負い、この日は病院へ向かっていた。古辺考功フィジカルコーチ(43)は「左足をかばい、右足に負担がかかってしまった可能性がある。熊本戦(出場)は厳しいと思う」と話した。

 幸い症状は軽く、全治1週間ほどと見込まれている。全体練習合流は、明日28日の状態を見て決められる。まずはコンディションを万全に戻し、昇格争いが本格化するリーグ戦終盤に備える。