<J2:岡山1-1磐田>◇第30節◇6日◇カンスタ

 J2磐田は岡山に終盤に追いつかれ、引き分けた。

 この日はMF松井大輔(33)が3戦ぶりに先発復帰。前線にゲームメーカーが入りリズムが生まれ、序盤から攻勢に出た。前半23分、DF桜内渚(25)のクロスのこぼれ球を、DF宮崎智彦(27)が左足で豪快にネットを揺らし先制点。守備陣も体を張り相手の反撃を防いだが、残り8分で集中が切れてしまった。

 後半37分、相手にグラウンダーのクロスを頭で合わせられ失点。後半戦になって目立つクロスへの対応の遅れが、重要な局面で改善されず、目前で勝ち点3を失った。4位の北九州が敗れたため3位は死守も、これで3戦連続白星から遠ざかり、J1昇格への暗雲は立ち込めたまま。次節のアウェー長崎戦までに、クロスへの守備を立て直すしかない。