トルコのリゾート地、ベレクで冬季合宿を実施しているブレーメンのGKが、まるでターミネーターのようなサングラスを着用しながら練習にいそしんでいる。

 地中海に面するベレクはドイツよりもはるかに温暖であり、ブンデスリーガクラブにも人気のキャンプ地である。今冬は日本代表MF原口元気が所属するヘルタ・ベルリンをはじめ、同MF清武弘嗣や同MF山口蛍、同DF酒井宏樹らのハノーバー、同DF酒井高徳が所属するハンブルガーSVなど、計6チームがリーグ戦再開に向けて汗を流している。

 1月の平均最高気温が約15度と、南国の雰囲気も漂う同都市。しかしブレーメンの選手らがかけているサングラスは、もちろん観光客がかけるそれと同じ類のものではなく、「日光がまぶしいから」という理由でもない。

 20歳の若手GKミヒャエル・ツェッテラーは大衆紙「ビルト」にこう話している。

 「これをかけていると、一瞬暗くなったり、普通の見え方になったりと、視界が変わるんだ。飛んでくるボールを見られるのは0.5秒だけ。それを逃すともう見えなくなってしまう」

 GKコーチのクリスティアン・バンダーはブレーメン所属の全GKに対し、センタリングへの対応、シュート、コーディネーションなど、全てのトレーニングで着用を義務付け、「試合中、ボールコースが他の選手のせいで見えなくなるというようなことはよくある。このサングラスで球筋の予測能力を高めていければいいね」と、期待を寄せている。

 ちなみに、この特注めがねは大手スポーツメーカー「ナイキ」社のもので、1個365ユーロ(約4万6300円)。たった数百ユーロで守護神たちのパフォーマンスが劇的に高まれば、費用対効果は抜群と言えるだろう。