ユベントス(イタリア)に所属するフランス代表DFパトリス・エブラ(33)が、欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝で対戦するバルセロナ(スペイン)のウルグアイ代表FWルイス・スアレス(28)について言及した。

 英デーリーメール紙(電子版)が伝えている。

 2011年10月、当時マンチェスターU(イングランド)に所属していたエブラは、当時リバプール(イングランド)でプレーしていたスアレスから試合中に人種差別発言を受けたと告発。その結果、スアレスはイングランド・サッカー協会から出場停止および罰金処分を科されることとなった。

 すると、翌年2月に行われた両クラブの対戦で、スアレスがエブラとの試合前の握手を拒否。スアレスのこの行動に、サッカー関係者、ファンからの多くの非難が集まった。

 エブラは、欧州CL決勝で相対するスアレスについて、「多くの人が(スアレスのことを)質問するだろうね。でも、それはたいした問題じゃない。重要なのは、僕が決勝でどのようなプレーをするかだ」とコメントした。

 続けてエブラは「僕は自分自身をリスペクトしているし、肌の色も誇りに思っている。彼とは握手するだろう。何の問題もないよ。彼(スアレス)には、僕の存在感をピッチで示すつもりだ」と語り、スアレスと握手することを明言した。【超ワールドサッカー】