MF香川真司の1ゴール1アシストなど3点に絡む活躍で、ドルトムント(ドイツ)がオッド(ノルウェー)とのアウェーでの第1戦を4-3で逆転勝ちした。

 キックオフからボールをつながれて開始13秒で先制され、同20分には自陣でボールを奪われたカウンターから失点。さらにその2分後にも35メートルのFKを直接決められ、前半の半ばで早くも3点のリードを奪われた。

 しかし、同34分、MFギュンドガンのミドルシュートを相手GKがこぼしたところを、FWオバメヤンが右足で押し込み1-3で前半を折り返し、後半2分には香川がDFギンターの頭での折り返しを右足ボレーシュートを決めて1点差に迫った。

 そして同22分、香川が自陣からドリブルで駆け上がり左サイドのDFシュメルツァーへ送り、折り返しのクロスをオバメヤンが左足ダイレクトで押し込んでついに同点に追いついた。さらに同40分、左サイドでパスを受けた香川がチェックにきた相手DFをかわして浮き球のクロスを上げると、ファーサイドで待っていたMFムヒタリアンにピタリ。難なく頭で合わせて勝ち越しそのまま逃げきった。

 香川はトップ下でフル出場し、今季公式戦初ゴールを挙げるなど3点に絡む活躍を見せ、3点ビハインドからのチームの大逆転劇を演出した。「0-3になった時はさすがに『大丈夫かな?』と感じた。前半のうちに1点返してハーフタイムは『行くぞ!』というのを言ってましたし、それで逆転できたことは良かった」と喜んだ。自身のゴールについては「上手い形でこぼれてきた。しっかり枠に飛んで、最後入ってくれて良かった」と振り返った。またアシストについては「(相手と)1対1だったので、これは仕掛けていったら何か起きるんじゃないかなと思った。最初は縦に行って、抜き切ろうと思ったけど、相手が縦を警戒していたので、切り返してクロスをあげただけです。良い時間帯にとれたと思います」とした。

 第2戦は27日に行われる。