ACミランの日本代表FW本田圭佑(29)がボローニャ戦に先発した。クリスマス休暇明けのセリエA再開戦。昨年12月20日フロジノーネ戦(アウェー)に続き2試合連続でスタメン起用された。4-4-2の右MFで後半20分までプレー。前後半1度ずつ相手ゴールに迫ったがゴール、アシストともになかった。

 試合前日の5日には、一部のイタリアメディアが日本の共同通信の英語でのインタビュー記事を転載する形で、本田が再びクラブ批判をしたというトーンで一方的に伝えた。実際にそう取られても仕方ない発言もあったが、インタビュー記事中にはない発言まで、本田のものとして伝えられた。いろいろな意味で注目を集めた一戦だっただけに、目に見える結果がほしかった。チームも本田の交代後に失点し0-1で敗れるなど、さえない16年初戦となった。(波平千種通信員)