MF瀬戸貴幸が所属するアストラ(ルーマニア)は、アウェーでローマ(イタリア)に0-4で完敗した。

 前半15分にFWトッティのFKをMFストロートマンに左足で合わせられて先制され、同ロスタイムにはトッティがFKを直接狙い強烈な右足キック。GKルングがはじきクロスバーにはね返されたこぼれ球をDFファシオに頭で押し込まれた。さらに後半2分、DFファブリシオのクリアがゴールネットを揺らすオウンゴールとなって3点目を奪われ、同9分にもトッティのDF裏への浮き球パスをMFサラーにダイレクトで決められた。

 瀬戸はMFでフル出場。中盤でプレスをかけて相手の攻撃を崩し、ラストパスが出るのを何度か阻止したが、「失点はしないように、まず守りから入ろうとチームで決めていたが、簡単にセットプレーから失点してしまって、難しい試合になった」と振り返った。この日3点に絡んだ40歳の相手FWトッティについては「ほぼワンタッチでやっていたし、さすがという感じ。40歳でも全然。セリエAでも多分700試合以上もこなしているし、ただすごい選手だと感じた」と舌を巻いた。日本代表のACミランFW本田圭佑やインテルミラノDF長友佑都に関しては「時間のある時はヨーロッパの試合はほとんど見ている。舞台は違ってやはりレベルの高いところでやっているし、本当に一度対戦だったり会って見たい。これはファンとしてというか、1人の人間としての願望」と話した。

 アストラは2連敗。ローマは1勝1分けの勝ち点4で首位。