第1戦が行われ、MF乾貴士が所属するエイバルは、アウェーでAマドリードに0-3で先勝を許した。

 乾はチーム事情から主戦場の左でなく右サイドでプレー。ボールを持てないチームとリンクし見せ場を作ることどころか、ボールが前線に回ってこなかった。

 乾は「グラウンドのやりにくさもちょっと感じましたが、それを差し引いても、力の差がすごくあったかなと思います」と完敗を認めた。自身もチャンスを作れず「ボールに触る機会もなかなかなかったですし、触っても何もできなかったという感じだった。今日は本当にひどかった。うーん、そうですね、特にこれといって喋ることもないですけどね」と苦笑いするしかなかった。次戦はバルセロナ戦となるが「すごく楽しみですね。できれば出たいですし、良いプレーができればいい。使ってもらっているという状況にもちろん感謝というのはすごく感じます。ただ結果が残せていないので、そこには本当に歯がゆさと、苛立ちもちょっとは感じてきています。自分が決めていればという試合も何試合かあって、チームにも迷惑をかけたりしている。監督に使い続けてもらっている以上、まずは結果で恩返ししたい」と気合を入れた。