鹿島のMF柴崎岳(24)の移籍候補先となっているラスパルマスの会長が、フランス1部パリサンジェルマンに所属するスペイン人FWヘセ・ロドリゲス(23)の獲得に前進していることを明かした。ラスパルマスの地元紙が報じた。

 ミゲル・アンヘル・ラミレス会長は、スペインのラジオ“カデナ・セル”のインタビューの中で「ヘセの獲得が近づいていると見ている。この数日、交渉を続けているし、自分達のサイドに呼び込むようにしている。パリサンジェルマンとラスパルマスは、ヘセがプレーできるように動いている」とコメント。今日中にも合意に達することを目指しているという。

 また、ヘセの獲得を狙う他クラブとは金銭で争えないが、ヘセの地元クラブということで獲得に自信ものぞかせた。「ヘセを狙うどのチームとも自分たちは争えない。だが、ヘセの意思が自分たちにはあるし、代理人もきっとラスパルマス移籍を達成してくれるだろう」と話した。

 可能性については「良いも悪いも金曜日にわかると思う。現実的に可能かどうか。ヘセがこないのであれば、他の補強を完了させないといけない。ただ、今が一番合意に近い状態にあると思っている」とコメントした。

 クラブは26日、柴崎と同じ司令塔のクロアチア代表MFアレン・ハリロビッチ(20)の獲得を発表した。