スペイン対決の第2戦が行われ、2連覇を狙うレアル・マドリードは1-2でアトレチコ・マドリード敗れたが、2戦合計4-2で決勝進出を決めた。

 ホームでの第1戦を3-0で制していたRマドリードだったが、序盤からAマドリードの反撃を受け、前半12分、MFコケの右CKをニアでMFサウルに決められ、同16分にはDFバランがFWフェルナンドトレスを倒してPKを献上。これをFWグリーズマンに左足で決められ、2戦合計で3-2と1点差まで迫られた。

 しかし、同42分、スローインを左サイドで受けたFWベンゼマがペナルティーエリア手前の左奥で相手DF3人をかわしてドリブル突破し、マイナスのクロス。MFクロースの右足シュートは相手GKにはじかれたが、こぼれ球をMFイスコが右足で押し込んでアウェーゴールを奪うとともに、2戦合計4-2と突き放した。後半はRマドリードが主導権を握り、GKナバスの好セーブなどで無失点でしのいだ。

 ジダン監督は「試合開始から攻勢をかけられたが、最終的には自分たちのゲームにできた。後半は良かったね」と話した。

 6月3日に英国のカーディフで行われる決勝ではユベントス(イタリア)と顔を合わせる。Rマドリードとユベントスによる決勝は2度目で、1997〜98年シーズンの決勝では、Rマドリードが1-0で勝った。