インテルミラノDF長友佑都(30)が、今季最終戦のウディネーゼ戦で“幻のゴール”を記録した。

 ベンチスタートとなった長友は後半開始から左MFで出場。4-1とリードした同33分、MFコンドグビアのボレーシュートに長友が触って入ったように見えたため、スクリーンにも「長友ゴール」と掲示。その後に「オウンゴール」と訂正された。

 試合後に“幻のゴール”について問われた長友は「僕のゴールじゃないです。完全に。触ってないんで。多分触ってないです。僕は触った感覚はなかった」と潔くコメント。記者から再び「テレビでは一瞬触ったように見えたんですが」と話を振られると「あっそうですか。僕は感覚わかんなかったですけどね」。

 積極果敢なプレーは光った。今季ここまで無得点、それだけに「今日は何度も飛び込んでたんで。点を取りたかったっていうのもありますし。3バックで前のポジションで、ミッドフィルダーで出たんで、ゴールにどんどん飛び込んで行こうと、今日は狙ってましたけどね」。インテルミラノは19勝5分け14敗の勝ち点62の7位で、今季を終了した。(西村明美通信員)