FW豊川雄太(24)の所属するオイペンは、1点及ばず敗れた。豊川は先発したが、無得点のまま後半ロスタイムに交代した。

1点をリードされた後半5分にFW豊川は決定機を迎えたが、シュートを枠に飛ばすことが出来なかった。オイペンは0-2とされた後半36分に1点を返し、同点を狙ってパワープレーに出たが追いつけなかった。オイペンは第11節終了時点で12位となった。

試合後の豊川の一問一答は次の通り。

  ◇   ◇

-81分に(DFの)ケイタのゴールで1点差に迫りました。あのゴールでオイペンのスイッチが入った気がします

豊川 後半はだいぶ、イケイケでしたが、あそこで点を取れない力のなさを感じ、自分にイライラしました。

-チームというより、自分が点を取れなかったことにいらついたということですか?

豊川 そうですね。チャンスが1本、コーナーキックからありましたしね。(悔しそうに)あれが決まっていたらなぁ…。ちょっと高めのボールでしたが、落ち着いていたらね、今思うと下にシュートをたたくことが出来たので。そういう落ち着きが必要ですね。良い時は入ってるんでしょうね。

-ということは、今は調子があんまり良くないんですか?

豊川 良くないわけじゃないんですけど、良いときはボールがこぼれてきますし、ボールが回ってきますし。リエージュ戦以来、点を取れてませんので、それがFWとしては正直なところすごい苦しい。「苦しい時こそ前進している」と(熊本・大津高の)平岡和徳先生も言ってましたが、今はそう思ってます。絶対、ポンポンポンとね、点が取れるときが来ると思いますから、それまでにしっかりとゴールに向かってやっていかないといけません。今年は残り10試合。5点、行きたいと思ってます。

-今、2ゴールですよね?

豊川 はい。だから年内7ゴール取りたいです。

-つまり2試合に1点

豊川 取れると信じてます。苦しいときこそ前進してますから。

-ヘンクはどうでした?

豊川 勝てない相手じゃなかったと思いました。チャンスも結構ありましたから、そこで僕も含めて決めていれば違う展開になってたと思います。次はアンデルレヒト。アントワープ、ヘンク、アンデルレヒトと強豪相手の試合が続いてますが、そこで1本取っておきたいです。

-その次がセルクル。親友対決です

豊川 えっ!? 植田。勝ちたいね。まずは点を取ることだけ考えて、来週に向けて準備します。

-今日の試合は次につながりますね

豊川 そうですね。でも、負けは負けですから。いろんな課題が見つかり、個人的には良かったと思います。

-決定機のところとか?

豊川 それもそうですが、ボールをキープして落とすとか、つなぐところで味方と合わないところがあったので、そこを改善したい。自分はキープするタイプではないですか、そこもちょっと向上させて、ゴール前に飛び込んでいくことを繰り返したい。

-キープに関しては、フィジカルアップに取り組みながら、やれてる場面が増えてきた?

豊川 あんまり負けないと思ってます。アントワープのデカイDFと当たっても競り合うことが出来てました。そこは少しずつ、ワントップをやりながら慣れてきました。