<ブンデスリーガ:シュツットガルト0-2ケルン>◇30日◇シュツットガルト

 2部1860ミュンヘンからケルンに移籍した日本代表FW大迫勇也(24)が、ブンデスリーガ(ドイツ1部)初得点となる、移籍後初ゴールを挙げた。

 今季2戦目のシュツットガルト戦にトップ下で先発。前半22分に味方の右クロスが相手DFに当たり、こぼれ球をGKが取り損ねたところを左足で押し込んだ。日本代表ハビエル・アギーレ新監督(55)の初陣となるウルグアイ戦(9月5日、札幌)、ベネズエラ戦(同9日、横浜国際)へ向けても景気付けの1発となった。

 ケルンは大迫の得点後にもナイジェリア代表FWウジャーのゴールで加点。快勝した。大迫はハンブルガーSVとの開幕戦で無得点に終わった後、「納得は出来てない。これからが勝負だと思います」と悔しさをのぞかせ、この日のシュツットガルト戦へ闘志を燃やしていた。その気持ちがチーム全体に波及した。

 一方、シュツットガルトの日本代表DF酒井高は左DFで先発し、後半32分に退いた。出来が悪く、ピッチを退く際にはファンからブーイングを浴びた。【鈴木智貴通信員】