[ 2014年2月2日10時35分

 紙面から ]

 “愛子流調整”でメダル獲得を目指す。ソチ五輪のフリースタイルスキー・モーグル女子代表の上村愛子(34)が、同代表らの伊藤みき(26=ともに北野建設)ら日本選手団とともに1日、ソチ空港に到着した。今日2日午後から始まる公式練習では「体を休めながら、試合に合わせて調整したい」と、自己流のスケジュールで練習することを明かした。

 シーズンを通して行うW杯では、予選と決勝が同じ日に開催されることが多い。しかし、今回の五輪は予選が6日、決勝が8日と1日空く変則日程。そのため、連日行う公式練習にすべて参加せず、練習とオフを交互にとる調整法を選択した。2日午後の最初の公式練習に参加し、3日はオフ。4日に再びコースを確認する。

 「特別にすることはない。作ってもらったコースで、どうやって攻めようかなと思うだけ。全力で滑ります」と笑顔。今大会のコースは昨季行われたプレ大会のW杯で3位に入った。五輪5大会目で悲願のメダル獲得へ、最後の仕上げを行う。【保坂恭子】