<第90回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京-箱根(5区間108キロ)

 東海大は3大会ぶりのシード確保へ、圏内の9位で折り返した。1区の白吉(2年)が、有力選手ひしめく中で終盤まで先頭集団に粘り、区間7位と上々のスタートを切った。

 2区の元村(4年)が区間17位、4区の荒井(1年)が区間20位と苦戦し、一時は13位まで後退したが、5区の宮上(2年)が区間5位の快走。4つ順位を上げ、復路につないだ。

 両角監督は「4区は起用予定選手の負傷もあったし、遅れた区間の苦戦はある程度予想していた。選手たちはよくやってくれた」とたたえた。一方で「うちは予選会上がりのチームで、往路に力のある選手を固めるしかなかった。この貯金を守りきれるかどうかは、正直わからない」と冷静に分析もした。