昨年11月の本社主催「富士山マラソン」から男女2人が派遣された。

 男子フルマラソンは上條晃良(31=富山)が2時間39分38秒、女子ハーフは永田幸栄(27=ラフィネ)が1時間37分05秒でそれぞれ優勝した。

 また同じく昨年開催の富士山国際ノルディック・ランの男女優勝者も50キロの部へ派遣。男子・出口光(32=京都府)が3時間28分17秒で準優勝、女子・小林有美子(41=セルベッサ)が5時間16分34秒で優勝した。

 男子フル優勝の上條は、練習不足とサイパンの暑さに苦戦したが、「いいリズムで走れました」と走りきったことに満足した。午前4時スタートで明かりも少ない暗い中を自分のペースで集中。途中、独走態勢で寂しくもなったが、35キロを過ぎると沿道の声援が増え、「英語の掛け声にパワーをもらいました」と最後は笑顔でフィニッシュした。

 女子ハーフ優勝の永田は、「1番で帰りたい」を胸に、「後半どれだけ粘れるかを意識しました」と前半もペースを上げた。11キロあたりから向かい風でペースが落ちると男子2番手を走る外国人選手から声を掛けられ引っ張ってくれたという。目標は1時間半を切るタイムだったが、「まずまずの出来かな」と逃げのレースが結果に結び付いた。「これをきっかけに今シーズンも頑張れます。モチベーションが上がりました」とニッコリ笑った。

 同大会は「50キロ寛平コース、アヘアヘ坂からの挑戦状」のサブタイトルで、ゲストに間寛平(65)、村上ショージ(59)、FUJIWARA、たむらけんじ(41)、トータルテンボスら吉本芸人が集結し大会を盛り上げた。

 <男子50キロ2位の出口> しんどかったです。アヘアヘ坂には苦戦しました。優勝するつもりで来ましたが残念です。ベストは尽くしました。

 <女子50キロ優勝の小林> スコール4回はきつかったです。寛平さんから励ましてもらって、下りで一気に爆走し独走できました。