バスケットボール男子Bリーグは22日、無免許運転が発覚した2部(B2)滋賀レイクスのブロック・モータム(33)と所属クラブにけん責および制裁金50万円の制裁を決めた。

リーグによれば、同選手は国際運転免許証の有効期間について明確な認識を持ちながらその更新を怠り、無免許状態で運転した。リーグ側はこの行為を「悪質」と受け止め、さらに「他の交通違反を警察官に現認されたことが発覚の端緒であり、情状も悪い」とした。

同選手は3月14日、駅前ロータリーの一方通行を逆走進入したところを警察官に見つかり、摘発された。このときに人損や物損の被害は生じなかったものの、23年11月に国際運転免許が失効していたことが判明した。

クラブは翌日、原毅人社長兼ゼネラルマネジャーの3カ月分の役員報酬1割返納と、沢井智也取締役の3カ月分の役員報酬5%返納を発表していた。

オーストラリア出身のモータムは22年に来日し、B1北海道に1シーズン所属。今季から滋賀に移籍した。

クラブは3月、事案発覚後からモータムと面談を重ねているとしたうえで、「当初から一切の言い訳や反論がないのはもちろんのこと、深い反省の姿勢を見せています。自主的に『社会貢献活動に参加したい』との申し出も受けているので、クラブとして実施に向けたサポートをしていきます」などとしていた。