ジュニア男子100メートルに出場したサニブラウン・ハキーム(16=東京・城西高)が、棄権で今季最終戦を終えた。

 午前の予選で10秒47のトップに入ったが、準決勝前に棄権の判断を下した。数日前から胃腸炎の症状があったそうで「最近体調がよろしくないので。おなかがちょこちょこ痛くなったり…」と説明した。

 夏の世界ユースで2冠を達成し、8月の世界選手権にも出場と躍進した今季。「しっかり走れていい結果も出た。いい年だったな」と感慨深げに話した。注目度が急上昇していることについては、「悪いことは出来ないな」とおどけてみせた。