ロシア陸上界の組織的なドーピング問題を受け、来年のリオデジャネイロ五輪出場に向けてロシア陸連の組織再建を目指す「タスクフォース」(特別チーム)が設置されることが18日、分かった。

 責任者に反ドーピング分野で実績を持つアリョシン氏が就いて競技団体や政府関係者、弁護士、選手の代表らで構成される。AP通信が報じた。

 同国陸連は国際陸連から暫定資格停止処分を科され、反ドーピング態勢が改善されなければリオ五輪に出場できない可能性が出ている。同国オリンピック委員会のジューコフ会長は「クリーンな選手だけをリオ五輪に参加させることが主要な任務だ。ボイコットする考えはない」とした。