組織的なドーピングで資格を停止されているロシア陸連のシリャフチン会長は20日、女子棒高跳びの世界記録保持者で34歳のエレーナ・イシンバエワがロシア国旗以外の旗の下では8月のリオデジャネイロ五輪に参加しない見通しを明らかにした。タス通信が報じた。

 国際陸連は17日の理事会でロシアのチームとしてのリオ五輪出場を禁じた。個人資格で参加を申請するにはロシア国外を拠点とし、潔白を証明できる選手に限定される。その場合は五輪旗の下での参加となる可能性もある。

 五輪参加で選手が「個人の権利」を主張し、国際陸連に処分撤回を求める法的措置を全面的に支援する方針も示した。