今年の箱根駅伝2区で区間賞を獲得した神奈川大の鈴木健吾(4年)が22日、日本陸連の男子マラソン強化合宿に参加するため、ニュージーランドに向けて成田空港から出発した。「マラソンの経験がないので、マラソン練習はどんなことをするのか、いろんなことを吸収したい」と話した。

 合宿は東京五輪でのマラソン復活に向けた強化策で、参加は若手有望株3人のみと少数精鋭。合宿への参加オファーは日本陸連の期待の証しでもある。鈴木は「何で僕かな」と謙虚に語るも「選んでいただいたので、一生懸命やりたいです」と力を込めた。来年2月の東京を初マラソンにする予定だ。

 合宿には4月から瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(60)も訪れる。「マラソンの取り組み方を聞いてみたい」と意欲的だった。他に「3代目山の神」こと神野大地(23=コニカミノルタ)と、別大毎日3位の木滑良(26=MHPS)が参加し、4月中旬まで行われる。