陸上の女子長距離で2007、11年世界選手権代表の絹川愛(22=ミズノ)が1万メートルでロンドン五輪を目指す意思を固めたことが17日、分かった。宮城・仙台育英高時代から指導する渡辺高夫コーチは「1万メートルで日本記録に挑戦するという方針を決めた」と述べた。マラソンへの挑戦は五輪後になる見通しだ。

 故障や体調不良による長いブランクを経て復活した絹川は、昨年12月の東レ上海マラソンの女子ハーフマラソンで優勝。マラソン代表選考会の出場も期待されたが、渡辺コーチは「1万メートルで日本記録に迫るか更新するぐらいの力をつけ、その上でマラソンに挑戦させたい」と青写真を語った。