ロンドン五輪女子代表の最終選考レース、名古屋ウィメンズマラソンは11日午前9時10分にスタートする。レース前日の10日、ロンドン切符を狙う有力選手はこぞってメディア対応せず、最終調整に集中した。優勝候補・尾崎好美(第一生命)は午前11時にチームメートの勝又と宿泊ホテルを飛び出し、名城公園で練習。山下監督は「30~40分ほど軽くジョギングをしてきました」と説明。スパッツ姿の尾崎は体が絞れ、絶好の状態にあることがうかがえた。

 また、「Qちゃん2世」と呼ばれる中里麗美(ダイハツ)も、名城公園で最終練習。林監督は「世界選手権がいい経験になった。状態も上がっている」などと話した。4年4カ月ぶりのマラソンとなるアテネ五輪金メダリストの野口みずき(シスメックス)は、午前6時前から約1時間ほどの早朝練習。メディアを避けるようにホテルに出入りするなど、勝負に向けてスイッチが入った。