ロンドン五輪に出場するマラソン男女日本代表選手が14日、日本陸連主催の研修会に参加するため、東京・ナショナルトレーニングセンターに集結した。1泊2日の日程で、今後に向けたガイダンスなどが行われる。男子の藤原新(東京陸協)山本亮(佐川急便)中本健太郎(安川電機)、女子の重友梨佐(天満屋)木崎良子(ダイハツ)尾崎好美(第一生命)の6選手に加え、補欠の堀端宏行(旭化成)赤羽有紀子(ホクレン)も参加。藤原の拓大時代の1年後輩の中本は「代表が決まり、今日初めて藤原さんとしゃべりました。『拓大から2人出るってすごいね』と言われました」。緊張した面持ちで話した。

 男子でエース格の藤原新(東京陸協)は米西海岸で強化合宿を行い、五輪前にハーフマラソンを走る予定。「(本番では)2時間7分半を目標タイムに設定する。やっぱりメダルが欲しい」と意欲的だった。

 日本陸連は、4年前の北京五輪で野口みずき(シスメックス)ら故障者が相次いだ反省を踏まえ、最新の機器を使って選手の体調データを管理する方針だ。武冨豊女子マラソン部長は「連絡を密にし、情報共有を徹底したい」と話した。欧州での直前合宿なども検討するという。