男子マラソンのカンボジア代表としてロンドン五輪出場を決めたお笑いタレント猫ひろし(34)が26日、都内で会見し、「世界一練習する覚悟がある。最低でも自己ベスト更新。1年に20分早くなってるので、夢は世界新記録でメダルを取りたい」と宣言した。08年にフルマラソンに初挑戦して5年、夢の実現に「ゴールでは最高の五輪ギャグを見せたい」と笑顔をみせた。

 国籍を変えてまで五輪出場を決めたことについては「厳しい意見はあるが、自分で決めたことなので最後までやりたい。カンボジアに興味を持つ人が増えてくれれば」と理解を求めた。

 代表決定の連絡を受け「最初は信じられなかった」というが、支援のスタッフと大喜びしたという。カンボジア国内の新聞でも報じられた。

 猫は2010年12月にカンボジアでのハーフマラソンで3位になったことが評価され、同国政府などから国籍を変更した上での五輪挑戦の打診を受けた。昨年10月にはカンボジア国籍を取得。ことし2月の別府大分毎日マラソンでは、自己ベストとなる2時間30分26秒を記録した。