<陸上:日本選手権>◇初日◇8日◇大阪・長居陸上競技場

 女子走り幅跳びで岡山沙英子(ボスアル)が、6メートル55を跳び、2位の桝見咲智子(九電工)に20センチの差をつけ初優勝を果たした。1回目に6メートル43でトップに立つと4回目にさらに距離を伸ばし、逃げ切った。それでも、ロンドン五輪参加標準記録(A6メートル75、B6メートル65)を破れず五輪代表を逃し、涙にくれた。「優勝はうれしいですけど、五輪に行きたかったのでやっぱり悔しい。雨が降っていなかったら…」と唇を噛んだ。