北京五輪陸上男子400メートル障害代表の成迫健児(28)が所属するミズノを来春に退社し、出身地の大分県の佐伯市役所に勤務することが決まったと11日、ミズノが発表した。関係者によると競技は続けるものの、勤務重視のため第一線から退くことになるとみられる。

 日本歴代2位の47秒93の記録を持つ成迫は世界選手権に3度出場。185センチ、74キロの恵まれた体格で世界の舞台で活躍が期待されてきたが、近年はけがもあってロンドン五輪出場を逃した。

 同じ400メートル障害の小池崇之(28)も来春に退社して兵庫県赤穂市役所に勤務し、競技を続ける。