<陸上:セイコーゴールデングランプリ陸上2013東京>◇5日◇東京・国立競技場

 男子100メートルで日本選手権4連覇中の江里口匡史(24=大阪ガス)は、3位のスーパー高校生・桐生に0秒10遅れる10秒50で6位。

 世界陸上の参加標準記録を狙ったレースだったが「トップも(10秒)19だったからタイムが出ないのは仕方ない」と納得済み。それでもレース内容には「もう少し食らいつく局面もなく、歯が立たないところで終わっている。加速しきる前に、中盤以降の走りに移り変わってしまった」と納得いかない様子だった。

 目標とする世界陸上については「今はB標準もきれていない。標準記録を切らないとマズイ」とした。若手の台頭には「ボクも譲る気はない。代表になって先頭で引っ張れるように頑張る」と、自分を鼓舞するように話した。