<陸上:日本選手権兼世界選手権代表選考会>◇第1日◇7日◇東京・味の素スタジアム◇男子400メートル障害予選

 昨年ロンドン五輪代表の岸本鷹幸(富士通)は、50秒93の2組1着で第2日(8日)の準決勝に進んだ。

 世界ランク上位で五輪に臨んだ昨季とは対照的に、今季は絶不調を自分でも認めている。この日も「今日のレースを終えても状態は上がっていない」。自己ベストは48秒41だが「いい時を10とすれば、今は5ぐらい。最低でも(今大会で世界陸上参加)標準記録A(49秒40)を出したいと思っているけど、今の感じでは…」と何とも歯切れが悪かった。連覇中だが「まずは決勝に残りたい」と切実な思いを口にしていた。