<陸上:第93回関東学生陸上競技対校選手権大会>◇第1日◇16日◇埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場◇男子100メートル予選ほか

 男子1部100メートル予選第3組に、日本人初の9秒台が期待される桐生祥秀(よしひで、18=東洋大1年)が出場。10秒36(向かい風0・6メートル)の1着で、第2日(17日)の準決勝に進んだ。約3時間後には、400メートルリレーにも東洋大のアンカーとして出場。

 39秒68の2組2着で、こちらも第2日の決勝に進んだ。4月13日の岩壁杯男子400メートルリレーで大学デビューを果たした桐生は、そのレースで39秒69の東洋大記録を更新。この日はさらに、100分の1秒縮めた。

 レース後は「最近、スタートがうまくいっていなかったけど、今日はいつもよりは良かった。急にスタートから立ってしまう癖を直しました」と話した。

 11日のセイコーゴールデングランプリでは、10秒46で5位。04年アテネ五輪金メダリストのガトリンらに完敗したが、ショックは振り払った様子。

 第2日も3レースを走る予定だが「高校時代もあったし、200メートルがない分、全然大丈夫です」とタフネスぶりをアピールしていた。