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駒大4連覇 村山、中村ダブルエース

大会4連覇を達成し「4」のポーズを作りゴールする駒大・馬場(撮影・前岡正明)
大会4連覇を達成し「4」のポーズを作りゴールする駒大・馬場(撮影・前岡正明)

<陸上:全日本大学駅伝>◇2日◇愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮(8区間106・8キロ)

 駒大が完璧な走りで、大会史上3校目の4連覇を果たした。1区のエース村山謙太(4年)からトップの座を譲らず、4区の中村匠吾主将(同)で後続に2分4秒の差をつけ安全圏に突入。Wエースにけん引された駒大は、2位の明大に2分47秒の差をつけ、優勝回数も単独最多となる12に伸ばした。

 圧勝劇は「仁義なき双子兄弟対決」で幕を開ける。大東大・市田孝と3人による1区の区間賞争い。「あえて先に行かせた」(村山謙)市田孝を残り50メートルで、弟の城西大・村山紘とともに抜き去る。タスキを渡す際、2人の手が交錯するほどの秒差なしの勝負。「弟は最後に手を抜く甘さがある」と見抜いた兄が“ハナ差”でかわした。

 今季、長距離3種目で学生トップの記録を持つ村山謙の耳に走行中、刺激的な声が飛んだ。「去年の中村は、ここから引っ張ったぞ!」。Wエースを形成する中村は昨年、同じ1区で区間賞を獲得。その中村がスパートした地点でかけられた言葉に「エースとしてまだまだ力が足りない。今日も勇気がなかった」と反省する村山も、最後の力を振り絞った。

 その良きライバルの中村は今季、ウイルス性の疲労でどん底を味わった。7月の1万メートル記録会は目を疑う30分台。夏場はチームを離れ、都内のナショナルトレーニングセンターで血液検査と並行しながら練習を重ねた。「本格的な実戦復帰は半年ぶり」(中村)のブランクをはねのけ、2位東洋大との差を1分22秒から2分4秒に拡大。「少しでも楽をさせたかった」と主将らしく1年生の工藤に負担軽減のタスキを渡した。

 「無理せず安全運転させた」と大八木監督が話すアンカーを除く7人が、区間2位以内。その7人が、いずれも後続との差を広げる完勝だ。そのチームの屋台骨を支えるWエースが、主将の復帰で再生。しかも昨年の「1区中村でロケットスタート、中盤の村山で盤石V圏」の勝ちパターンをあえて変えての勝利。「第3の男」として2年の中谷も、志願した2区で結果を出しエースに名乗りを上げる。それでも「想定タイムは5時間13分25秒。1分以上も悪い」と話す指揮官に手綱を緩める気配はない。Wエースに導かれた常勝軍団が、一気に箱根の頂点に駆け上る。【渡辺佳彦】

 [2014年11月3日10時3分 紙面から]

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