松友美佐紀

金メダルを獲得し日の丸を掲げ最高の笑顔を見せる高橋(左)と松友
金メダルを獲得し日の丸を掲げ最高の笑顔を見せる高橋(左)と松友

五輪バドミントン史上に残る大逆転劇だった。1-1で迎えた第3セットも16-19と追い込まれていたタカマツペア。あと2点で負ける大ピンチから「奇跡の5連続得点」が生まれた。その時松友は「相手にオッと思わせてやろう」と考えていたという。大型のデンマークペアから繰り出される強烈ショットも10年かけて熟成させたレシーブ力とコンビネーションでハネ返した。その瞬間高橋はコートに倒れ込み涙し、松友は左手を握り締め喜びを表した。「ここまで強くなれるとは思わなかった」と口をそろえるが、2人は〝先〟を見ている。いまでも5連続得点の映像を見るたびに興奮がよみがえる。

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<リオ五輪・2016年8月20日掲載>