<ジロ・デ・イタリア>◇第21S◇15キロ◇30日◇個人タイムトライアル◇ベローナ

 新城幸也(25=Bboxブイグテレコム)の今大会の結果について、ジャンルネ・ベルノドー総監督は、「率直な所、驚きとしか言いようがない素晴らしい結果だった。ユキヤはジロ・デ・イタリア初出場で、コンディショニングに関しても春先にコンディションを落とした流れだったので、無事完走出来れば上出来だと思っていた。ところが第5ステージでは3位。しかもあの逃げを主導した展開の後のこの結果は非常に価値があると言えるだろう。さらに13位を2度経験し、非常にアグレッシブで狡猾(こうかつ)、隅に置けないジャポネ(日本人)だと云うことがバレてしまったね(笑)これから続く数年間、いや10年以上?

 ユキヤの名前をヨーロッパで聞くことが多くなることだろう。ジロ全体を通してはトマ・ボクレールの2位や、とりわけ女王ステージ(etape de reine=最難関ステージの意味)にてヨアン・チョップが優勝するという、もうチーム史上最高のジロ・デ・イタリアとなったよ!

 この流れをツール・ド・フランスでも維持したいね」と、話した。