来年1月の箱根駅伝で連覇を狙う東洋大のエース柏原竜二(2年)が、2年連続で山登りの5区を走る可能性が高まった。17日、埼玉・川越市内で会見。現時点でどの区間を走るかは未定だが、酒井監督が「他の選手たちを仕上げて、エースの柏原に勝負を狙える位置でタスキを渡したい。序盤から出遅れないようにしたい」と話すなど、5区での起用をほのめかした。

 今年は5区でトップと約5分差でタスキを受けながら、8人抜きで首位に躍り出る区間新記録を樹立し、初優勝の原動力となった。今年はさらに「去年よりも体がガッチリとしてきた。練習での設定タイムも上げられるようになった」と、成長を自覚する。この日は約50人の報道陣が集結。5区の区間記録更新を期待する質問が相次いだが「どの区間になっても、今年以上に全力で走りたい」と繰り返し、時折いらついた表情も見せていた。