女子で世界選手権銀メダルと大躍進した宮原知子(17)は、オフにパントマイム修業に励む。07年大会2位の浅田真央に続く日本女子2人目の初出場でのメダル獲得だったが、「顔の表情は本当に全然できていない」と課題を痛感。恥ずかしがり屋で笑顔が苦手な性格から卒業するために「パントマイムをしたい。前にカナダで少し習ったことはあります」と決意。言葉ではなく、身体表現で感情を表すパフォーマンスに取り組む。

 さらに技術面でも、向上を目指す。金メダルのトゥクタミシェワ(ロシア)がSPで、女子6人目のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)成功者となったことに刺激を受けた。18年平昌五輪で「あれば、すごく強い。跳べるようになってたらいい」と導入を視野に入れる。練習では跳んでおり、プログラムに組み込む時期を練っていくことになる。