卓球女子の福原愛(26=ANA)が31日、29日閉幕したスペインオープン(アルメリア)を終え、羽田空港に帰国した。

 年末から腰痛に襲われ、今月中旬のアジア杯(インド)で復帰したばかり。スペインでは女子シングルスで3位、世界選手権(4月26日開幕、中国・蘇州)でもペアを組む若宮三紗子(25=日本生命)と女子ダブルスを制した。

 決勝では14歳ペアの平野美、伊藤組と対戦。「特に美宇は小さい時から知っているので、ワールドツアーの決勝で戦えるのはうれしかったし、感慨深いものがあった」と喜んだ。

 22日のドイツオープン決勝では伊藤の優勝を会場で応援。「(伊藤)美誠ちゃんも14歳と自分の一回り若い年齢ですけれど、同じ戦型ですし、身長も同じくらい。私のほうが高いんですけれどね。今のところは。いろいろなことを学んで吸収したい。どんな選手からも勉強できるのが卓球のおもしろいところ」と後輩からも刺激を得ていた。