女子レスリングの浜口京子(37)が、リオデジャネイロ五輪第2次選考会となる全日本選抜(6月19日~・代々木第2体育館)出場を断念した。

 1日に自身のブログで明かしたもので、昨年12月の全日本選手権に続く欠場。ブログでは「闘争心という気持ちが、もうひとつ不十分でした」としている。世界選手権(9月・ラスベガス)出場の道は閉ざされたが、現役引退の意志はないという。

 世界選手権代表は、昨年12月の全日本と今回の全日本選抜で決定。日本レスリング協会は同選手権メダル獲得者をリオ五輪代表に内定することを決めているため、同級の日本代表選手が表彰台に上がると浜口の五輪4大会連続出場はなくなる。それでも、ブログでは「出場の可能性がある限り、精いっぱい自分自身の可能性を探りながらトライしてみます」と、五輪への思いをつづっている。

 浜口の決断を知った日本協会の栄和人強化本部長(54)は「75キロ級は女子の中で1番厳しい階級。浜口が出られないのは残念」と話していた。